九月ウサギの手帖

うさぎ年、9月生まれのyukiminaによる日々のあれこれ、好きなものいろいろ。

「風」に吹かれまくる1年になりそうな予感

2022年、あけまして おめでとうございます。
昨年もほとんど更新できず、藤井風について2回も続けて書いたことだし、大晦日の紅白出場が衝撃的だったので、こうなったらもう、引き続き風くんについて書きます。

晦日の紅白出場が発表されたのは12月に入ってからだったと思う。
「きらり」を歌うということで、これはバックダンサーをしたがえて、はなやかにダンスを披露しちゃうのかな? 
里庄での地元での中継なんかも感動的だけど、NHKもそこまではしないだろう、別枠で別会場の中継でピアノ弾き語りの線が強いかな?なんて、さまざまに楽しく妄想していた。

さて昨日、大晦日当日。
いつも押せ押せで、遅い時間帯になってからお風呂に入ったりして、紅白は長年「ながら見」しかしていなかったのに、今年は早めに準備。
そして、藤井風いよいよ登場......まさかの岡山実家から。
YouTubeで見慣れたあの場所ーー親御さんがかつて営んでいた喫茶店ミッチャムーーで、何の演出もなく、膝に乗せたキーボードをカタカタさせながらの
「きらり」。
さすが、こういうはなやかな場でも、藤井風らしさを貫くのね〜と感慨にふけりながら見ていた。
終わったところで、スイッチを消しながらカメラに近づくあの感じもおなじみよねと思っていると、服の布地アップ....から、そのまま場面が切り替わり、東京の紅白の
会場にいる風くん!  えっ?!
ワープ、ではなく、ああ、岡山実家の演奏が録画だったのかと気づく。
会場にはピアノ、日産スタジアムでのフリーライブでよき相棒だった、
YAMAHAの「あの子」である。
風くんは袖口切っぱなしの、でもスタイリッシュな衣装に、緑のもふもふ
スリッパ(これはいったい何なん?!って感じだけど、もしかすると、日産スタジアムの芝生をイメージしてる??)。
「きらり」に続いて、2曲目「燃えよ」をピアノ弾きつつ演奏。
それだけでもう、胸がいっぱいというか、サプライズを贈ってもらい、幸せな思いに包まれていて、
これ以上もう望むものはなしと思っていたら、さらにさらに!
MISIAでのピアノ伴奏とコーラス。
今度は王子様っぽい、白い衣装で「白風」。
エンディング、MISIAさんの隣に立ったというだけなんだろうけれど、そのポジションが司会の大泉洋さんの真後ろで、ベテラン勢を横目に一番目立つところに立つ藤井風。「私たちの風が〜」と、なんか笑ってしまった。
直後にツイッターにアップしてくれた、花吹雪を髪につけたままの写真も可愛くて。

YouTube風の演出は、以前からのファンへの思いを込めてくれたのだなあ、なんて思っていたが、ある人の
ツイートで「実家の岡山からYouTubeの配信、NHKへの紅白への道のりがぎゅっと凝縮されていた」というのを読んで、そうか、そういう思いを込めた演出でもあったのかなあとしみじみ。
敏腕マネージャー河津氏やドキュメンタリーを制作したNHKのスタッフと、話し合いがもたれたのかなあとまたいろいろ妄想(藤井風は単なる新人として既存の形では出演させたくないんです、みたいな熱い話し合いがあったのでは?などなど)。

さて、興奮さめやらぬまま一晩明けると、携帯には公式アプリから通知が。
マネージャー河津氏の日記更新か?と思うと、なんと明日2日、YouTube生配信「ねそべり紅白」のお知らせ」
えええーっ、ほんとに?!こんなに与えてもらうばっかりでよいのだろうか??  よいの? よいの?
紅白出場は嬉しいけれど、遠くに行ってしまうようで寂しいような、なんていうファンのつぶやきが届いているのか(どうかはわからないけど)。
ファンとしては、彼が自由に音楽活動できることを第一に願い、見守ることが一番の恩返し(CDを購入したりという物理的ことはもちろんだが)なのだと思うことにした。だから、与えてくれるものは、素直に喜んで受け取ろう。


前回のブログで、藤井風を好きになると切なくなる、みたいなことを書いたけれど、この前、ライブ配信やらMVやらを続けて視聴していたら、ワクワクする高揚感と同時にゆるーり、ほんわかした幸せ感に包まれ、温泉に入っているみたいだなあと感じた。
なんというか、言い知れぬ多幸感。
好きすぎて切なくなるここもあるけれど、根本のところでは、聴く人をちょっとでもよい気分になってもらうために音楽をつくりたいといったことを語っている風くんなので、それはちゃんと伝わっているのだと思う。
容姿や言動だけでなく、音楽的な魅力についても語られるべきではと思っていたけれど、音楽の素晴らしさと同時に、人間的な魅力が炸裂しているので、それを言いたくなるのは仕方ない、というか、自分はもうそれでいいやと思うようになった。
(詳しい分析などは、音楽に詳しい人に任せる!)
人を酔わせる天才的な音楽的才能と(エンジェリックな容姿も!)、そして無垢な魂と......。
とはいえ、彼もまたもがき続けるひとりの人間でもあり、あまり神格化するのもほどほどにしないとと、自省的にすらなったりして。
というわけで、今年も「風」に吹かれまくる1年になりそうです。

 

*公式サイトで抽選販売された、ミッチャムメモリアル缶は外れたけれど(グッズまで外れるなんて、どんだけクジ運ないのだ、私)、シールやシングルアートワークコレクションは購入できました。
納品書のメッセージが泣けます。「直筆の印刷」ではあるけれど、捨てられない!

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