九月ウサギの手帖

うさぎ年、9月生まれのyukiminaによる日々のあれこれ、好きなものいろいろ。

風さん&ずっずさんからの、汲めども汲めども尽きぬ愛

書きたいことはたくさんあるのに、2ndアルバム「LOVE ALL SERVE ALL」の発売以降、風さんのめまぐるしい活躍に付いていくのに精一杯で、書く体力、時間などなどがなく......気がつけば、もう6月半ば。
せめて、来週6月14日の風さん25歳の誕生日前に一度くらいは更新しておこうかと思い立った次第。

アルバム横のキャンドルフォルダーはフィンランドイッタラ社製、アアルトのデザイン。お気に入りです。
ハチミツ色がLASAのアルバムジャケットの明るい色に合うなあと思い、アルバムが届いた日、お祝いに火を灯した。
このLASAのなかでは、「まつり」と「やば。」が特にお気に入り。

芸術選奨の新人賞受賞、LASAも好評で売り上げ上位、民放テレビでお笑いに初挑戦、今はホールツアー真っ最中(二次抽選、トレード抽選と可能な限り申し込んでいるが見事に外れまくり!)。
それらの一つひとつについてコメントしたいけれど、キリがないので、今回は思うことを簡潔にざっくりと。

※映画「東京2020 オリンピック」で、風さんが担当した音楽について......コロナ禍のなか強行された東京オリンピックに関しては、いろいろ思うことあるし、映画も観ていないので、今回は言及しないでおく。ただし、予告でちらりと聴いた風さんの音楽は素晴らしかった。単純なオリンピック礼賛のアンセムではないことは確かで、その辺のセンスはさすがだなと感じた(映画の感想もネットでちらちら見る限りでは、なかなか一筋縄でいかない感じのようで)。

さて、昨年の2月頃からファンになり、早1年と数か月。
この間、ほとんど毎日、藤井風を聴き続けていて、はじめはそのうちほかのアーティストの音楽もまた聴くようになるだろうと思っていたのに、一向にそうならず、飽きるということがないので、いったい何が起きているのだろうと思ってる。
さすがに世界が狭まっているのでは......ほかの音楽も聴きたいのだけれど、聴く気にならないという、妙な感じ。
夜、眠る前にも「おやすみ音楽」として流しているのだが、実は毎晩1曲終わらないうちに眠りに落ちているので(というのも、朝起きると聴いていた記憶がないので)、風さんの歌声には強力なα波か何か出ているに違いないと思っている!
もちろん、覚醒時に聴いてもさらになおよし、なのだが。

さて、HEHNに続いてLASAも歌詞が秀逸です。
風さん、あまり本は読まないというのに、どこからこの豊かな語彙(ナイス語彙!)が溢れ出てくるのか?
先にメロディーができて、そこに歌詞を乗せるのだと本人が言っていたので、音が言葉を引き寄せるのだろうか。

特に「まつり」は音、歌詞ともに素晴らしい。


生まれゆくもの死にゆくもの

全てが同時の出来事


ふつう、人生を折り返したあたりで、やっとこういう境地に至れたりするわけだが。
風さん、実年齢24歳だが、精神年齢は100歳くらいじゃないかと思う(笑)。
「まつり」はすべての人間の存在を全肯定するかのような詞だ。
そういえば、アルバム発売時に出演したラジオ番組のなかで、何の曲についてだったかうろ覚えだが(たぶん「青春病」か「旅路」だったと思うが)、地元の中学生の子たちの姿を見ていて、とてもエモーショナルなものを感じ、そんな思いが込められている、みたいなことを語っていた。
うまく言えないが、そうか、自分のことだけでなく、ちょっと遠くから見た視線、俯瞰の視線が鍵なのかもなあと思った。
そして、「まつり」のなかの


何も知ったこっちゃない

好きにしてください


という、決して攻撃的にならない、ソフトな命令形みたいな歌詞がたまりません!
また、「やば。」の


何度も何度も墓まで行って


のところは、えっ「墓」って歌ってる?と、私の聴き違いかと思った。
「死ぬのがいいわ」と並んで、今までのJ-POPにはなかった、とてつもなく変な歌詞である(褒めてます)。

ほかに歌詞について言えば、「へでもねーよ」。
今までapple musicでしか聴いてなくて歌詞を読んだことがなかったのだが、今回歌詞カードを読んで、今まで全然違う詞で聴いていたことが判明。
歌い出しの

野菜ばっかの生活しょんのに


が「裁判官の生活しょんのに」に聴こえていた。それに続く


あんたの軽いパンチ へでもねーよ


の辺りも、「あんたが変わる番 へでもねーよ」と聴いていた。
つまり、人を裁く傲慢な態度の生活をしていて(それが誰かは不明)、それを変えなよ、みたいな意味かと私の脳内では変換されていたわけだ。
本当の歌詞がわかってすっきりしたけれど、私の脳内変換歌詞もそう悪くはなかった気がする。
あと、韻を踏んでいるのもよいなあ。
「きらり」と「さらり」、「damn」と「だんだん」など。
ラップなどのほかに、子どもの絵本にも、この韻を踏むリズミカルな繰り返しの言葉はよく登場するので、いつか絵本の文章なんかもいけるのでは?! 
絵は誰の絵がいいのかなあ、なんて密かに妄想している。
まあ、今は音楽に専念する時期なのでしょうけれど。
いつか、NHKみんなのうた」で子ども向けの歌を作ってほしいなあ。 
風さんの歌は絶対子どもたちに受けると思うよ。

で、いよいよ来週は、アリーナツアーのBlu-Ray発売!
さっき、amazonから「ご注文の商品が発送されました」の通知が来て、え、頼んでいるものないはずなのに、間違って何かポチった?と思ったら、そう、このBlu-Rayだった。
だいぶ前に予約注文していたため忘れていたのだ。
自分で注文していながら、サプライズ・プレゼントみたいで嬉しい!
私が行けないホールツアーも、ずっずさんがアプリ上で小まめに日記で様子を報告してくれたり、風さんもSNSで美味しそうなヴィーガンランチや、ご当地のゆるキャラたちとの楽しい写真をあげてくれている。
折々、開催してくれるYouTubeの無料生配信もそうだけれど、こんなに贈り物をしてくれるアーティスト、かつていただろうか。

風さん&マネージャーのずっずさんからの、汲めども汲めども尽きぬ愛。
これらを当たり前と思ってはいけないなあ。
この愛を受け取りつつ、風さんがいつまでもいつまでも心地よく自由に音楽を創っていけるようにと、願うばかりだ。