クリスマスなので、風さんのことを書いてみることにした(何の関連性もないけど)。
最近、また夢の中で藤井風の「grace」を聴くという体験をした。
でも覚えているのはそれだけで、どういうストーリーだったのか、まったく思い出せない。
なんだか面白い夢だった、というのは感触として残っているのだけれど......そうしたら、さっき、クリスマスイブの晩にふいに思い出したのだ。
今回の夢も、「まつり」を夢の中で聴いたのと同じ状況。
もしよろしければ、こちらも(訪問者数の超少ない私のブログの中で、なぜかこれが一番人気)。
休みの日の朝、起きるにはまだちょっと早い......というわけで、apple musicのプレイリストに入れてある藤井風をシャッフルして聴きながらの、よくある二度寝。
その二度寝の夢の中で、「grace」がかかっていた。
で、夢の中でも私は寝ていて「grace」を聴いているという二重構造。
ただし、自分の部屋のベッドではなく、大広間のような、どこかよくわからない場所。
「grace」が結構なボリュームで流れているので、ああ、音量下げないと......と、誰かに怒られそうな気がして思っているのだが、身体が動かず、リモコンをうまく操作できない。
すると、窓の向こうから2人くらい、人がこちらを覗き込んでいるーー白っぽい服装をした、たぶん男性で、私の意識の中ではインド人ということになっているーーやっぱり音が大きかったか、なんか苦情を言われるのかな、風さんの「grace」なんだけどね、と心の中で思っているうちに、目が覚めた......と思う。
面白かったのは、「まつり」の時と同じように、夢の中ではあったが、確かに風さんの曲を流していたので、音楽だけはその時流れていた「grace」をはっきりと聴いていた、ということ。
(プレイリストの曲順を後で遡ると、「grace」が流れていたのと、夢の中で聴いていたのはちゃんとシンクロしている)
こういう経験は、風さんの音楽の時しか起きていないのでーー音楽をかけながら寝てしまうことは時々あるが、寝てしまうと何も聴いていないーーやはり、あの声には何かあるのではないかなあ。
ただし、こういうことが常に起きるわけではないところが、また面白い。
と、それだけのことで、特にオチも何もないのですが。
「grace」のMVはインドが舞台ですでに何度も見ているから、インド人らしき人が登場しても、不思議はない。
でも目が覚めた直後はなんとも不思議で、でもって幸せな気分だった。
さて、今年は昨年以上に風色な1年となった。
紅白に始まり、2枚めのアルバム「LASA」を堪能し、パナスタにも行き、そしてこの年末にはNHKの特番があり、紅白の出場も。
紅白は「まつり」か「grace」と予想していたのだが、なんと海外で大人気の「死ぬのがいいわ」が選曲されていた。
やはりチーム風は、意表をつきますねえ。
紅白での相応しさより、「世界へ向けて」を優先した選曲(いいと思う!)。
ただ歌うだけではなく、きっとまた何か「仕掛け」があるのではと、つい期待してしまう(いや、ただ歌ってくれるだけでも十分なんですけどね)。
ところで、昨日ラジオで、日本語でよくいう「天職」という言葉、英語だとcallingになり、神様から与えられた使命というようなニュアンスになるという話を聴いた。
日本語の「天職」だと自分に合う、やりがいのある職業といった意味合いが強くなる。
でもcallingだと、語感からも確かに「天から呼ばれて使命を果たす」という感じがする。
その話を聞きながら、藤井風にとっての音楽は、まさにcallingなのだなあと思った。
音楽の神様からcallingされた稀有な人の音楽を私たちは受け取り、人生の滋養にして、今日も生きていく。
大袈裟でなく、そんなふうに思う。
私は今年も慌ただしい年末だけど、テレビ越しに会える年末の風さんと1月のさいたまアリーナを心の支えに乗り切りたい。
皆さまも「風と共に」よいお年を!